効果的な被リンク対策と獲得方法とは?ブログ初心者が取り組める戦略と施策を詳しく解説

「ブログを始めたけど一向に被リンクが得られない。ドメインパワーも上がらないしどうしよう」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。

多くのベテランブロガーやアフィリエイターが重要視することからも分かるように、被リンクはSEOにおける最重要項目の一つです。

WEBの世界ではコンテンツの質を高めることは何にも増して重要ではあるものの、ドメインの力が弱いとなかなか検索順位に反映されません。

そのためドメインパワーに直結する被リンク獲得は、コンテンツの力を最大化するための最優先事項であると言えます。

しかしメディア運営を始めたばかりの頃は知名度やコンテンツ力も弱く、被リンクの獲得は簡単ではありません。

そこで本記事では、ブログ運営の最初期に効果が期待できる即時性のある獲得方法に加え、中長期的に効果の期待できる本質的な獲得戦略を解説します。

特にブログ運営の最初期では、強い被リンクはドメインの評価を大きく押し上げます。

被リンクの集まるブログを目指すためにも、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。

2021年7月27日よりスパムリンクアップデートが展開中です。

本記事の内容について、無効化の対象となりうるものも含まれると思われるので、採用される際は周辺情報を精査されることをおすすめします。

(本記事の内容もアップデートの内容がある程度はっきりした後に修正を行う予定です)

SEO対策でなぜ被リンクが重要なのか

SEOにおいてなぜ被リンクが重要なのかと言うと、それがドメインの価値を示すための大きな指標の一つだからです。

Googleは検索エンジンを公開して以来、一貫してリンクをサイトの価値を測るための指標として最重要視しています。

4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。

引用元:Googleが掲げる10の事実

このGoogleの被リンクに対する考え方は、学問の世界における「引用や言及されることの多い学術論文は価値のある内容を持っている」という考え方に基づいたもの。

これをGoogleは検索エンジンにも適用し、同様のロジックを検索順位を決定するアルゴリズムに組み込んでいます。

Googleは特に下記の要素からリンクの効果とドメインの価値を評価しています。

  • リンクされた実績の多さ(リンクの本数)
  • どういったサイトからリンクされたか(リンク元のドメインの強さ・権威性)
  • どのような文脈においてリンクされたか(アンカーテキスト)

つまりGoogleは内容やリンク元の価値をある程度読み取った上で、被リンクの効果を決定しているということ。

ただ被リンクがゲットできれば良いというわけではなく、重要なのはその質であるということは理解しておく必要があります。

そもそも「被リンク」とは何か

被リンクの話をするにあたって、そもそも「被リンクとは何か」ということについて簡単に解説します。

「被リンク」とは

被リンクとは、他のサイトから自分のサイトへ向けられたリンクのこと。

自分のサイトがリンクを受けるので、「被」リンクいうことになります。

記述としては簡単で、他のサイトの記事中に自分のサイトのURLが設置してあれば、被リンクとして認識されます。

ちなみに被リンクは「バックリンク」という呼ばれ方をすることがあります。

「発リンク」とは

発リンクは被リンクとは逆に、自分のサイト内に設置した他サイトへのリンクのこと。

記事中に他サイトのURLを貼った場合、相手先に向けて発しているリンクという意味から「発」リンクとなります。

これまでは発リンクは相手先へリンクジュースを受け渡すと見られており、SEOの観点からは控えることが望ましいとされていました。

しかし最近では、適切な発リンクや引用は自サイトへもプラスの影響を与えるという見方に変わってきており、積極的な発リンクが推奨されています。

» リンクジュース Link Juice – SEO最新用語集│SEO Pack

「内部リンク」とは

内部リンクとは、自分のサイト内のある記事から、別の記事へ向けて貼ったリンクのこと。

回遊率(訪問者1人あたり何ページ見たかの割合)が高まる効果が期待でき、他にも特定のページに訪問者を誘導する目的でも使われます。

重要なのは価値ある高品質な被リンクを集めること

被リンクを獲得するといっても、リンクであれば何でもよいというわけではありません。

重要なのはリンクの質です。

高品質な被リンクを獲得するためには、価値のある記事提供をできているかという本質に向き合う必要があります。

高品質で価値ある情報を届けることが被リンク獲得の本質

「なぜ被リンクを得られるのか」という本質を考えた場合の答えは一つで、それは本来的に「価値ある情報を提供しているから」。

価値のある情報としては、以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • 他よりも優れて整理された情報を提供している。
  • 他では得ることのできないいわゆる「一次情報」を掲載している

リンクを発する側の立場に立って考えると、自分のサイトでは用意できない情報だからこそ発リンクするわけです。

価値のない情報を書いた記事しかないのだとすると、被リンクの獲得に走り回ったとしてもよい成果には繋がりません。

まずは自分の書いている記事に情報としての質や価値があるか、本質的な部分を突き詰めていくべきでしょう。

価値あるコンテンツ=被リンクが自動的に集まるわけではない

ただし被リンクは、質の良い記事を書いてさえいれば自然に獲得できるというわけではありません

特にブログ運営を始めたばかりの頃はページビューも極端に少ないため、なかなかコンテンツの質が被リンクに繋がりません。

SNSで爆発的に拡散される例はあるものの、そのような現象を期待するのはあまりにも他力本願。

自分から積極的に獲得施策を考えていく必要があります。

被リンクの購入は最もやってはいけない施策

クラウドソーシングサービスなどを見ると、SEO対策と称して被リンクが売られていることがあります。

このような被リンクの購入は絶対にやめましょう

以前はGoogleの検索アルゴリズムもまだ発展途上だったため、購入したリンクでも劇的な効果を得ることができました。

しかし機械学習の導入による検索アルゴリズムの進化により、この手法はすでに過去のものとなっています。

Googleによると、どのようにカモフラージュしても、潜在的に現れるシグナルで意図的なリンクは検知できるとのこと。

人為的な検索順位の操作はGoogleのペナルティ対象となっているため、絶対にやめましょう。

なお金銭を対価とした場合のリンク関係(ペイドリンク)については、rel=“sponsored”を付与すれば明示したことになるため、問題はありません。

【被リンク獲得方法①】自力で被リンクを獲得できるサイト

前置きが長くなりましたが、ここからが肝心の被リンクの獲得方法についてです。

言い回し方はいろいろありますが、ここでは自力で被リンクが獲得できるサービス、サイトについてご紹介します。

なお今回ご紹介する各サービスからの被リンクは、dofollowとnofollowのものが混在しています。

サーチコンソール上で認識できていれば、nofollowのものでも効果ありとみなしてご紹介していますので、ご承知おきください。

またリンクの購入でも解説しましたが、Googleは順位操縦を目的とした行為をペナルティ対象としています

自演リンクが「順位操作のためのもの」と見られた場合は、インデックスからの削除などペナルティが科される可能性があることは、念のためにお伝えしておきます。

①:ブログランキングサイト

各種ブログランキングは、自力で被リンクを獲得するための第一手です。

アクセス交換によりランキングサイト上の露出も増えるしくみを採用していることが多く、ブログ運営の最初期では貴重な流入源にもなります。

ただし最後のBlogPeopleはディレクトリサイト的な匂いもあるので、登録の判断はやや微妙かもしれません。

②:プロフィールサイト

ブログやサイト、SNSなどのアカウントを1ページに集約できるプロフィールサイトからも被リンクが獲得できます。

TwitterやInstagramのアカウントに掲載することで、流入を増やす効果も期待できます。

なおこの中でlit.linkについては、サーチコンソール上での認識を確認できていません。

また同一ページから同一ドメインへ向けての過剰な発リンクはペナルティの対象となる可能性もあるので、利用は「ほどほど」がよいでしょう。

③:ソーシャルブックマーク

かつてはいくつかのソーシャルブックマークサイトがありましたが、時代の流れにより閉鎖が続き、今では有力なサービスは、はてなブックマークのみ。

こちらも被リンクが獲得できるので、積極的に利用しましょう。

もちろん他のユーザーからのブックマークも増えてきますし、短期間に一定のブクマ数に達すると新着記事として掲載されることもあります。

またソーシャルシグナル(SNSでの言及)は順位形成に大きく影響するため、そちらも期待しておきたいところです。

④:SNS、SNSログサイト

前述のソーシャルブックマークでも述べましたが、SNSでの言及はサイト評価に少なからず影響を与えます。

代表的なSNSとしてはまずTwitterやfacebookですが、これらからのリンクはサーチコンソール上では被リンクとして認識されません。

一方で、Instagramはnofollowながらもサーチコンソールに被リンクとして認識されています。

またPinterestも被リンクとして認識される上に、海外のユーザーにリピンされると、異なるドメインから被リンクが獲得できるというお得な一面があります。

なおTwilog、TwisaveはTwitterのログサイトですが、これらは単独のページから多数のリンクが発せられることから、効果については疑念の声もあることは付け加えておきます。

⑤:キュレーションサービス

キュレーションサービスからのリンクも認識されます。

naverまとめは2020年9月をもってサービス終了となりましたが、被リンクとしてはまだ認識されているようです。

時代の流れで今ではキュレーションサービスも多数が閉鎖してしまいましたが、まだ運営を継続しているサービスもあります。

被リンク獲得を本気で考える方は探してみるのもよいでしょう。

⑥:無料ブログサービス

無料ブログサービスから自サイトへリンクを送ることも可能です。

難しさはありませんが、これらの場合は継続的に運営されており、順位操作のためのサイトと見なされないことが大切でしょう。

mediumは海外のnote系のサービス。

またalisもまだ小規模ながら他にはない試みに取り組んでいるサービスです。

なおこれら以外にもnote系の類似サービスはあるので、それらも同様に有効と思われます。

⑦:コミュニティサイト

ややくくりが難しいですが、技術系や転職系のナレッジサイトなども被リンクを獲得できる有力候補です。

自身にプログラミング系のスキルがあればそれを元に記事作成することもできますし、自分の書いた記事内容が引用されることもあります。

IT系のスキルのない方は、WordPressに関する情報をまとめてもよいでしょう。

⑧:ポートフォリオサイト

性質的にSNS的なものもありますが、ポートフォリオ系サイトも被リンクとして認識されるものが多くあります。

Adobe Portfolioはデザイン系のポートフォリオサイトで、アイキャッチや独自画像に力を入れている方は利用してみるのもよいでしょう。

それぞれAdobeのサービスなので、Adobe IDの登録が必要です。

⑨:Q&Aサイト

Q&Aサイトもnofollowのものが多いながらも、被リンクを獲得できます。

エビデンスなき仮説ではありますが、 Q&Aサイトでの言及や引用は専門性や権威性につながる隠れた要素となっていると思われるので、こちらも積極的に活用したいところです。

⑩:自治体サイト・地方新聞サイト

自治体サイトや公共施設、地方新聞などの公式サイトでは、広告枠を販売しています。

バナー広告やテキスト広告などから選ぶことができ、また掲載位置や期間によって掲載料が変わるのが一般的です。

自治体の場合は規模によって1ヶ月3,000円〜50,000円程度で掲載できますが、いわゆるペイドリンクにも関わらずリンク属性で示されてないケースも多く、手法の是非が議論されていたりもします。

もちろん通常であれば自治体ドメインからの被リンクは効果が絶大ですが、Googleに広告枠として把握されている可能性もありえます。

その場合はもちろん被リンクとしての効果は無効化されるはずなので、その辺りの可能性を含みおきつつ考えるべきでしょう。

とはいえLGWANドメインをそのまま使っている自治体もあったりするので、TLD(トップレベルドメイン)の信頼性と希少性を考えると挑戦しがいはあるかもしれません。

同様に、地方新聞や地方局などでも広告枠を販売しているところがあります。

広告掲載なのでコストがかかるのがデメリットですが、閲覧者が多ければ広告からの流入も見込めるため、その辺りの兼ね合いも含めて考えると良いでしょう。

誰でも獲得できる自演リンクに効果はあるのか

ここまで自力で被リンクを獲得できるサイトやサービスを紹介してきましたが、これらから被リンクをゲットできればすぐに大きな影響があらわれるかと言えば、正直そうとも言い切れません。

というのも、今回ご紹介したものの中には、それらのリンクがサイトの価値を示すものではないものも含まれるからです。

誰もが登録できるサイトからの被リンクは効果が薄い

特にランキングサイトのように、誰でも登録できるものからは大きな効果を期待できないというのが私の見方です。

これは現実世界に置き換えてみても当然のことで、価値が生じるのはギャップがあるからこそ。

誰もが等しく獲得できるものに大きな重み付けがされないのは自然なことでしょう。

最初期は自演で獲得できるリンクに頼らざるを得ない

ただし例外として、ブログ運営の最初期は前述のようなリンクの自力獲得に頼らざるをえません

何故なら最初は流入も少なく、リンク獲得のチャンスが極端に少ないためです。

また被リンクの本数も少ないため、リンク1本の影響度が相対的に大きいというのもあります。

さらに言えば、突然あらわれた被リンクのない独自ドメインのWordPressサイトなど、身元不詳の人間が突然街中に現れたようなもの。

それと同様に、他サイトとのリンク関係があればそこから健全性を類推できますが、そのような繋がりが皆無だと、Googleに取ってみれば評価以前でしょう。

現実社会と同じように、他者や外部との関連性の中から評価を進めるメカニズムには、それなりに説得力があるように思います。

【被リンク獲得戦略②】本質は高品質なリンク獲得をどのようにブログ戦略に組み込むか

これまで述べてきたように、被リンクはただ用意すればいいというものではなく、品質が重要です。

高品質な被リンクとは下記のようなものが挙げられます。

  • そのジャンルのオーソリティーサイト(権威性の高いサイト)
  • 運営歴が長く認知度の高いサイト
  • 法人サイト
  • 官公庁サイト

またリンク元がそれほど強くない場合でも、記事テーマが同一で文脈において自然に参照されたリンクであれば、それなりに高い効果を得られると見られます。

被リンクの獲得施策とは、これらのような高品質なリンクをどう獲得していくかを考えていくことだと言えます。

ここでご紹介する手法は、前述の自演リンクのように即時で獲得できるものではありません。

また取り扱うジャンルや記事の方向性といったブログ運営の本質的な部分にも関わってくるものであり、これらを中長期的な視点でブログ運営に組み込む必要があります。

①:商品のレビュー記事を公式サイトへ掲載してもらう

私が現実的に最も効果的で施策として強いと考えるのが、レビュー記事を公式サイトへ掲載してもらうという方法です。

「◯◯ブログで紹介されました」と公式サイト上に掲載してくれている商品を積極的にレビューし、記事掲載を交渉します。

考えられるケースとしては以下の3つがあります。

  • 自腹で購入してレビュー記事を作成した後に製造元に営業をかける
  • レビュー記事の作成依頼を受けた際にリンク掲載の交渉をする
  • レビュー記事の作成についてこちらから営業をかける

ポイントは、レビュー記事を掲載してくれる企業サイトをどのようにして見つけるか

これはこちらのドメインパワーの記事でも書いているように、競合や有名ブログを解析して見つけるのが近道です。

» ドメインパワーを秒速で測定!チェックツールで自分のブログの強さを知ろう

また取り組むジャンルによっては、公式サイト上でのレビュー記事のリンク掲載が一般的なものもあります。

先例もあるため交渉しやすく、あとは記事の品質と掲載条件のすり合わせになるため、比較的トライしやすいでしょう。

その他にも、新興ジャンルは知名度獲得のためにこの辺りの判断がゆるい傾向があります。

逆に、VODなどのようにレビュー記事の掲載へ繋げにくいジャンルもありますが、その場合は近接ジャンルに機会がないか探ってみるのがおすすめです。

またサブディレクトリ下で別ブログを運営することで、そちらで得た被リンクの効果をドメインに流すこともできます。

このようにレビュー記事は取り組みやすく、対象を適切に選びさえすればリンク獲得の交渉に繋げやすいというメリットがあるため、ブログ戦略に意識的に組み込むと大きな効果を発揮します。

とはいえ相手方へお願いする要素も大きいため、記事の品質は高い水準のものが求められます

低品質なものしか書けないのに交渉を求めても相手方にとっては迷惑なだけですので、きちんとビジネス的な感覚をわきまえた上で進める必要があります。

②:ASP主催のサイトコンテストや記事コンテストへの応募

各ASPでは、定期的にサイトコンテスト記事コンテストを開催しています。

これらに入賞するとASPのサイトへ掲載されるため、被リンクを得ることができます。

当ブログもこれらのコンテストで受賞経験があり、何本かの被リンクをゲットしています。

» A8メディアオブザイヤー2020

» エーハチレビュー部 レビューコンテスト

参加条件や審査基準はそれぞれ異なりますが、共通するのはそのASPに登録していること。

特定のASPしか利用していない場合はこのチャンスを逃している可能性があるので、ぜひ他のASPもチェックしてみましょう。

» おすすめのアフィリエイトASP一覧!登録すべき会社を紹介【初心者でもOK】

③:書籍などのブロガーのオリジナル商品についてのレビュー記事の作成

ブロガーとして実績を出されている方が新たに自社商品を展開するケースも珍しくなくなりました。

書籍WordPressテーマポケットWiFiなど商品のバリエーションは多種多様ですが、このような商品展開があった場合は被リンク獲得のチャンスです。

何故ならレビュー記事を書いた場合、PRのために自サイトへリンクを掲載してくれるケースが非常に多いからです。

有名ブロガーの事業展開には注意を払っておきましょう。

④:WordPressテーマ公式による導入サイト紹介

こちらもやや上記の内容と被りますが、WordPressテーマの新製品が出た場合は、被リンク獲得のチャンスです。

公式サイト上で導入サイトの紹介としてリンク掲載されるケースが多いので、ぜひアプローチしたいところです。

欠点はテーマ変更は結構大変なことと、テーマが販売されてからしばらく経ってしまうと掲載依頼への反応が鈍る点。

使用テーマの変更を検討されている場合は、ぜひこのチャンスを念頭におきつつテーマ選びを行ってみましょう。

» 【2021年版】ブログアフィリエイトでおすすめのWordPressテーマ7選【有料・無料】

⑤:オンラインサロンへの入会

ブログ運営に関するオンラインサロンへの参加も比較的簡単に被リンクをゲットする方法の一つです。

オンラインサロンはDMMオンラインサロンなどプラットフォームサービスを用いて運営されるのが一般的なので、そこから被リンクをもらえる可能性があります。

またそれ以外に専用のサイトが開設されていることが多く、オンラインサロンの参加者として掲載される事例も見かけます。

その他にもオンラインサロンのレビュー記事を書くことで、その記事を掲載してもらえることもある他、これから入会しようと考えているブロガーから記事を引用してもらえる可能性も高まります。

⑥:他サイトとの相互リンク

他のサイトとお互いにリンクを送り合うのも方法の一つです。

ただしこれも検索順位の操作のためと見られればペナルティを受ける可能性があります。

重要なのは、以下の2点です。

  • サイト全体または記事のテーマそのものにリンク先との関連性があるか
  • 相互リンクし合っているサイト同士が固まっていないか

サイト全体または記事のテーマそのものにリンク先との関連性があるか

1点目については、サイトや記事の関連性が高いほどリンクの効果は高まるため

リンクの効果を最大化するためには、アンカーテキストも含めてどういった記事からどういった記事へリンクを送ったかに気を配る必要があります。

相互リンクし合っているサイト同士が固まっていないか

また2点目については、Googleによる意図的なリンクの検知を回避するためです。

推測ではありますが、Googleはリンクがどのように形成されるかについてのデータを持っており、不自然なリンクの発生やリンクの距離を数値の上で把握しています。

そのため、何らかのシグナルから自演リンクや不自然な相互リンクを見抜くことが可能です。

相互リンクは相手方への依頼が必要なため、時間的、精神的なコストが発生することから、「今回相互してもらったAさんと相互しているBさんにリンクしてもらおう」という考えになりがちです。

話は通りやすいですがその反面、近い関係の中にリンクが密に張り巡らされるかたちとなり、かなり不自然になってしまいます

さらにそれらが短期間に発生したとなれば、より不自然さは増してしまい、ペナルティに繋がる可能性も高まります。

相互リンクはややグレーな匂いも強いため、ほどほどに行うのが良さそうです。

(個人的に)効果が疑問視される被リンク戦略

被リンク獲得戦略としてよく挙げられるもので、個人的に効果が薄いと感じるものについて触れてみたいと思います。

スカイスクレイパー・テクニックによるリンクの載せ替え交渉

「スカイスクレイパー・テクニック」とは、競合よりも良質な記事を作成して、より高順位につける手法。

要は「被せる」戦略であり、キーワードに対する露出や権威性を奪取することで、引用される機会を増大させる戦略です。

これをさらに発展させたのが、スカイスクレイパー・テクニックにリンクの載せ替え交渉を絡めたものです。

競合の記事にリンクしているサイトへ連絡を取り、自サイトの記事の方が優秀だからこちらにリンクを付け替えてはどうかと交渉します。

このやり方に眉をひそめる方も多くいらっしゃると思いますが、その反応が全てを物語るように、この手法はなかなか上手くいきません。

この手法は海外発と言われていますが、平均的な日本人の国民性にはあまり合わない印象です。

スカイスクレイパー・テクニック自体はブログ戦略の一環として非常に有効だと考えますが、被リンク営業を目的にスカイスクレイパー・テクニックを行うとするなら、費用対効果は悪くなるかもしれません。

オリジナル画像や図解・インフォグラフィックの作成

図解やインフォグラフィックが効果を持つのは、基本的には指し示す内容が一次情報の場合です。

既存の概念を美しく図示したとしても、引用される図として優先されるのは、引用元に権威性があるところでしょう。

例えば「被リンクの獲得方法」を図示した画像を求めていたとしても、私が引用するならきちんとしたSEO会社のものを意識して選びます。

もっと言えば海外企業のものを選ぶでしょう。

間違ってもよく分からないツギハギの情報しか載せてないようなブロガーの画像は使いません。

それでもなお引用されることを狙うなら、引用される図として他にはないものでなければならないでしょう。

ドメインパワーはSEO会社の独自ランクで公式指標でないことには注意

ちなみに被リンク獲得でよく言及されるのが「ドメインパワー」。

数値として可視化されているので何かと気になりますが、これは第三者であるSEOコンサル会社が独自指標で算出したものに過ぎません。

独自指標である以上は推測値に過ぎず、ツールによって数値が大きく前後することから、独自性がかなり強い印象です。

被リンクの認識漏れも多く、この辺りはサーチコンソールと比較してみるとよく分かるでしょう。

また逆もしかりで、サーチコンソール上で認識されてないものを外部ツールでは認識していることもあります。

Googleの公式のものでない以上、過度に数値を気にすることなく、あくまで参考値として考えることをおすすめします。

被リンク獲得はブログ運営の根幹かつスタンスを見つめ直す機会

被リンク獲得は検索結果をハックするためのものと考える限りは、ブログの成長に繋がっていきません。

それはコンテンツの品質という本質に関わることであり、またブログ運営にどのように取り組んでいくかという根幹に関わるからです。

本質はやはり、人にとって役立つ高品質な記事を作れるか。

より効果的な被リンクを獲得するなら、ここは避けては通れない部分でしょう。

被リンク獲得ひいてはSEOは、生み出したものをより効果的に世界へ伝えるための効率性の話に過ぎません。

具体的なテクニックの話は押さえつつも、ぜひこの本質に向き合いつつ被リンク獲得戦略を進めていきましょう。